また面白いアニメに出会った

とあるIRCchのとある人間に、お伽草子[G]というアニメを紹介してもらった。
一昨日辺りから観始めて、たった今、観終えました。

輪廻や時の流れ、因果論等を交えた創作物は数多く有るでしょうが、
気になったのは、一部で対話式に「時」の概念について、から、「個々の人間」とは、等含め、
哲学的テーマを元に、或る考え方を投げかけて来る話があった事です。
その中で、「東京」を「生物」と捕らえ、個々の人間から何からなにまでもが、
東京という生物を構成する細胞や器官だと思う事があると。

実は、自分も忘れていた事ですが、過去に、

ひょっとしたら、人間が「宇宙」と称してるモノは生物であり、
星、人間、塵までもがその宇宙という生物を構成する細胞、器官なのではないか。
人間はそれを知覚、認識、自覚する事が出来ないだけで、
実は「世界」を構成する細胞一つ一つに近いか同等の存在なのではないか。

と、考えた事が有ったんですが。
東京と、世界全体を置き換えているだけで、
その作品の中で語られている事も、酷似し過ぎています。
やっぱり、自分が思いつく程度の事は、誰しもが思いつく事なんですね。

そこでストップ。
では、思い付くというのは、モノとモノを結び付けて考える能力だとし、
もし、全く新たな考え方を生むとしたら、それは、例えば、
一見、関連性を全く見出せない事にこそ、着目すべきではないだろうか。
むしろ、関連性を見出せない事象同士こそが、遠くて最も近い原因と結果なのではないだろうか。
だが、そもそも、その上で使う「関連性」というのは、結果が出た上で、初めて「関連性」と呼べる事で、
結局、関連しているかしていないかの定義は結果が有ってこそ。

とまぁ…。若干暴走気味に思考が一人歩きし始めてますが、
要するに言いたい事は。
色々な物事を想起、考察する事を久しぶりに思い出させてくれた。
時の遷り変わりを観測するものが居て、
そうでないものとは見え方が違うだろう。
等の部分では、量子力学的というのか、面白かったし。
前述のような、哲学的思考実験は、最も自分が好む所だし。
この場を見てはいないだろうけど、面白い作品を見つけ、紹介して頂いた事に感謝します。