パソコンを使える人・使えない人

過去、現在の主な情報源の一つとしてテレビが挙げられる。

テレビは受動的な情報源である。

今まで、人々が情報を扱うスタイルは主に受動的であった。

それに対して後発であるインターネットは、能動的(*1 半受動的)な情報源である。
物理的にコンピュータをインターネットへ接続しただけでは、大した情報は得られない。
しかし、使用者自身が能動的に扱う事で圧倒的に広大な、世界を繋ぐ情報の海を泳ぐことが出来る。

テレビ等の受動的なツールに慣れている人々にとっては、テレビよりも複雑にも関わらず、良くて同等か、それ以下の情報しか得られない難解なもの。

現在のインターネットは、端末を能動的に扱える人々のみが奥へ足を踏み入れる事ができ、受動的に使おうとする人間には、ロビーまでしか入ることの出来ない迷宮である。

言葉遊びのようになってしまうが、そもそも、インターネットは「仕組み」であって、インターネットを用いて情報源として利用する方法が存在する、という形が正しいのだろうけれども。

追記: 本は能動的なものだと思う。
(*1 ネットの情報源でも、RSSや、IRC等、繋いでいるだけで外部から情報を流れ込ませる方法も存在する。「流れ込んで来る」ではなく、あくまで「流れ込ませる」だ。勝手には流れ込んでこない。