爺ちゃんと婆ちゃん。

私は、かなり爺ちゃん婆ちゃんっ子です。相当、甘えて育ちました。

爺ちゃんと婆ちゃんは共に、70過ぎのご老体。
それでもかなり元気に、居酒屋を経営しておられます。
爺ちゃんなんかは、さらにそこで、激しくドラム叩いてます。

ただ、最近そんな二人を見ていると、ギリギリの綱渡りをしているようで、物凄く儚い存在に見えてしまう事が増えてきました。
本当に、ぶっちゃけ、今は元気だけど、いつ、突然倒れてもおかしくない年齢な訳ですよね。
何を、今更。と思われるかもしれませんが、今はまだ、それくらい元気なんです。
が…当然、いつかはそんな時が来る事も事実。

なんだろう。
些細な事でも、当たり前と思わないようにして、一挙一動するように心がけ始めてます。
ご飯がおいしいとか、婆ちゃんがヨーグルトとかデザートを買ってきたりしてくれた時とか、
爺ちゃんがノリノリでドラム叩いてる時とか、基本無口だけど、多弁になった時、それはもう楽しそうに話をしてくれる姿を見れた時とか、
三人で食卓を囲んで、飯食った後、お茶を飲んでまったりする時とか…。

もう、何故かこれを書いてる今、涙が止まらないんですけど、ほんと色々な事。
少しでも多くを自分の記憶に、二人の記憶に、焼き付けていこうと。
普段は、なんだかんだ言っても、やっぱり、婆ちゃんと爺ちゃんは、私が誇れる最高の二人です。
願わくば、いつまでも、別れの時まで、暖かい思い出で埋め尽してあげたい。

多分、未だに自立の欠片もみせられず、安心させてあげる事が出来ないのは物凄く辛いけど…。
本当に、ごめんなさい。安心させてあげられないのは、ごめんなさい。
いっぱいいっぱい謝りたい。不出来な子供でごめんなさい。って。
けど、口に出してしまったら余計、悲しませるだけだから、今は何も言いません。

でも、大丈夫だよ。俺なら、もう十分幸せだよ。

とりあえず、今、漏れが言いたい事は、頭が痛い。それだけだ。(マテマテマテ