シャトーディケム開栓記

うちの祖父は意外と変り者でして…。
何があったかと言うと、まぁ、買った当時でも高額だった為、お蔵入りにしたまま、開けるタイミングが無く、忘れ去られていたようなものらしいですが、私が就職したお祝いにという事で、あるワインを引っ張り出してきたのです。

それがコレ。

ででん。(うわきったねええwwwラベルもやべえww
1969年のシャトーディケム。
ちなみに、琥珀色に変色してますが、元々は白ワインだそうです。

以前、調べども調べども、全くもって出所不明な、同じくらいボロボロになったワインを飲んだことが有って、その時はとてもじゃないけれどワインじゃなくなっていて、とても刺激的な遺物になっていたという苦い経験が有った為、「こいつもヤベエ」と感じたんですが、恐る恐る飲んでみてビックリ。

まるでアマレット・ディ・サローノ(リキュール)のような香ばしさと甘さのある香りが広がり、どことなく紹興酒ちっく。
味は激甘。オーク香のする蜂蜜のようになっていながらも、舌の上でじっくり味わうと、白ワイン独特の弾けるような果実味がジワジワと広がり始めます。

とても美味しいワインでした。

購入当時は30万で買ったとか言っていたので、調べてみたら現在約27万前後。
そりゃ、気軽にゃ開けられんわ…。w

考えてみれば、ここ六ヶ月くらい前から毎日のように、夕食+アルコールが基本セットとなっていて、ワイン、ビール、焼酎の順に割合が高いです。
勿論、安い900円〜1800円以内くらいの廉価ワインが基本ですが、そういった安価なワインでも、極稀にとても安定した品質で、美味しく飲めるワインに当たる事があります。
今の所ヒットしたワインは赤と白で一種類づつあるんですが、忘れたくないのでBlogにメモっていくのも良いかもなーとか思いました。

そして、今までは酒関連の記事を自重していたのですが、気が付けばいつのまにか法的にも問題が無い年齢になってしまっていたことに少なからずショックを受けました。
まぁ、当然のことですが、誤解されないようにあえて表記しておきますと、勿論、お酒を飲み始めたのは20歳からですよ。それまでは一滴も飲んでませんよ。ええ。